歯周病ってなに?
2024年05月6日
歯を失う原因の第一位は、歯周病です。
歯の表面を爪で引っかくと、白いネバネバしたものがついてきませんか?これは食べかすではなく、歯垢(プラーク)という細菌の塊です。
歯垢1ミリグラムの中には、10億個もの細菌が存在するといいます。歯周病は、この細菌たちが歯と歯茎の間の溝に入り込み、炎症を起こす感染症です。
歯周病を放置すると…
健康な歯茎では、溝の深さは1~2ミリ。溝に歯垢がたまると、酸素のない環境を好む歯周病菌が活発になって毒素を出し、歯茎に炎症を起こして腫れ、溝が深くなります。こうしてできた歯周ポケットには歯垢がたまりやすく、炎症がひどくなるという悪循環が生じます。
歯周病の何よりの予防、治療は歯磨きです。
歯磨きのポイントは以下になります。
① 毎食後、特に就寝前は必ず磨く。
睡眠中は口の中の細菌が増えるため
② 歯と歯茎の間にブラシをあて、
5分ほど小刻みに磨くこと。
③ 歯ブラシで落とせる汚れは6割ほど。
歯間ブラシやフロスを使うと◎
ただ、歯磨きで歯垢を取り除くには限界があります。
少なくとも年に1回は歯科検診へ行きましょう。
喫煙やストレスなども歯周病のリスクを高めるため、
生活習慣の見直しも大切です。