子どもの歯の怪我に注意!
2025年03月11日
歯の外傷はいつでも起こりうる事故です。
特に小さなお子さんが転ぶ際には注意が必要です。
反射機能や注意力が未発達な子どもは転倒や衝突で歯を損傷しやすく、年齢や状況次第でケガが大きく異なります。遊具やスケートボード、公園の遊び場など外傷の原因はさまざまです。
歯の外傷は、以下のような状態が含まれます。
・歯冠の欠損
・歯がぐらつく、または抜ける
・歯茎の打撲や裂傷
永久歯の場合、外傷を放置すると将来的な歯の健康に影響を及ぼす可能性があるため、迅速な処置が必要です。
特に、前歯が抜けた場合やぐらついた場合、牛乳や生理食塩水に歯を浸けて保存し、すぐに歯科医院を受診してください。
乳歯と異なり、永久歯は再び生え変わることがないため、適切な対応が必要です。治療を受けるタイミングが遅れると、歯を支える骨や周囲の組織に炎症が広がり、さらに治療が複雑化することもあります。万が一の外傷に備えて、日ごろから子どもが転倒しやすい場所や遊び方を見直し、安全対策を講じることが重要です。また、万が一外傷が発生した場合は、落ち着いて応急処置を行い、速やかに歯科医院へ相談してください。特に休日や夜間などの緊急時に備えて、近隣の歯科医院の連絡先を把握しておくと安心です。