歯が動き出す
2024年11月28日
奥歯を抜けたままにしておくと歯が動き出すこと、ご存知ですか?
歯が抜けたまま放置すると
①歯並び、噛み合わせが崩れる
奥歯がないことでかみ合わせが低くなり、前歯が強くぶつかるようになります。
その結果、前歯が外に傾いて出っ歯になり、かみ合わせのバランスも崩れます。
②歯の寿命が短くなる
片側の奥歯ばかりで噛むようになるため、一部の歯に大きな負担がかかります。
健康な歯がすり減ったり、歯槽骨が吸収されて歯が抜け落ちてしまうこともあります。
③虫歯や歯周病になりやすい
歯と歯の間が広がることで汚れが溜まりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
④顎関節の異常
かみ合わせが悪いと顎に過剰な負担がかかり、顎関節症を引き起こす場合があります。
放置しているとこのようなリスクがあります!お口のことで心配ことや、ご質問がありましたらお気軽にお声がけください!
グミと虫歯
2024年11月18日
おやつにグミが流行っていますね。
いろいろな食感、ザラザラした砂糖がまぶしてあったり
氷砂糖がくっついていたりするものもあります。
アメのように長時間口の中にあるわけではないですが、次々とお口の中に入れていたら、アメと同じように虫歯になりやすいですよね。
グミはほとんどが砂糖と水飴とゼラチンでできています。WHOが推奨する大人の1日の砂糖の摂取量は36gですが、グミ1袋(12粒位)を食べるとそれを超えてしまう物もあります。キシリトールの入っているグミなど少しでも砂糖の少ないものを選んだり、1日何粒までと決めて食べましょう。いろいろなグミに砂糖がどの位入っているかわかるサイトもありますので活用してみてください。
江口
歯周病と全身の関係 糖尿病
2024年11月7日
歯周病があると、さまざまな病気などのリスクが高まることがわかっています。
これは歯周病菌や歯周病菌で生じた炎症に反応して分泌されるサイトカインというたんぱく質が、歯周ポケット内の毛細血管から血液中に入り、全身を巡ることで影響を与えるからだと考えられています。
そのなかでも特に、糖尿病は歯周病と深い関係があり、糖尿病があると歯周病の発症率が健康な場合と比べて、26倍になるという報告があります。
さらに歯周病は糖尿病を悪化させることもわかっています。これは歯周病で生じた炎症によって分泌されたサイトカインが、血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きを抑制するためです。インスリンの働きが抑制されると血糖値が上昇し、糖尿病が悪化します。
さらに、血糖値が高い状態では免疫の働きが低下するため、歯周病菌が増殖し、炎症が起こりやすい状態になります。つまり、糖尿病がある場合に歯周病をそのままにすると、糖尿病が悪化しそれを受けて歯周病も悪化するという悪循環になってしまいます。
歯周病の進行具合によって治療法は異なりますが、基本となるのはプラークコントロールです!
症状がないからといって放置してしまうと進行していることがありますので、しっかり定期検診を受けて歯周病を予防しましょう。
田中