睡眠の状態を歯科の検査で把握
2026年09月15日

Q.3年前から歯ぎしりに悩んでいます
奥歯がすり減り、歯の詰め物が外れることもあります。かかりつけの歯科医師からは、歯並びが悪くなったのも歯ぎしりのせいだと言われました。
就寝時にはマウスピースを装着し、顎のマッサージも受けていますが、症状は改善せず、寝るのが怖いと感じる日もあります。
A.睡眠外来を受診しましょう
歯ぎしり(ブラキシズム)は、上下の歯が不必要に接触する状態で、「睡眠時」と「覚醒時」に分かれます。放置すると歯の摩耗や知覚過敏、顎関節症、頭痛・肩こりなど様々な不調を引き起こす可能性があります。特に朝の頭痛は咀嚼筋の緊張が原因とされています。
原因は睡眠障害やストレス、生活習慣、薬の影響など多岐にわたりますが、未解明な部分も多くあります。治療にはマウスピース(スプリント療法)や行動療法が用いられますが、根本的な解決策はまだ確立されていません。
症状が続く場合、睡眠外来で「終夜睡眠ポリグラフ検査」を受け、原因や歯ぎしりの有無を客観的に把握することが改善への第一歩となります。
舌の汚れ
2026年09月1日
舌の表面に付着している白っぽい苔状の汚れのことを、舌の苔と書いて「舌苔(ぜったい)」と言います。皮膚でいう「垢(あか)」のようなものです。舌苔(ぜったい)の正体は単なる食べかすではなく、細菌の塊です。舌の表面には「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」という細かい凸凹があるため、ここに汚れや細菌が溜まりやすくなっています。
なぜ放置すると良くないの?うっすらと白くついている程度であれば正常で問題ありません。しかし、白く厚くなってしまうと次のようなトラブルの原因になります。

口臭の原因になる: 細菌が汚れを分解するときに、強いニオイのガスを発生させます。口臭の60 %は舌の汚れからきていると言われています。
味覚が鈍くなる: 味が分かりにくくなることがあります。
誤嚥性肺炎のリスク: 溜まった細菌が唾液と一緒に肺に入り込むと、お年寄りなどの場合、肺炎を引き起こす原因になります。
正しいケア方法 : 気になって普通の歯ブラシでゴシゴシ強く磨くのは絶対にNGです。舌の表面を傷つけ、余計に細菌が溜まりやすくなってしまいます。専用の「舌ブラシ」を使う、または、濡らしたガーゼを指に巻いて優しく拭き取ります。舌ブラシを舌の奥に当て、手前に向かって軽い力で一方通行に動かします(往復させない)。回数は1日1回、朝起きたときに行うのが最も効果的です。厚く溜まっている時は一回で取ろうとせずに何日もかけて少しづつ取りましょう。
舌が汚れるのは口腔機能が低下しているせいかもしれません。口腔機能の検査をしてみるのも良いと思います。当院スタッフにご相談ください。