50代落ち歯
2023年12月2日
厚生労働省によると、50代は半数近くが何らかの理由で歯を失っています。
その原因のひとつが、歯の付け根にできるむし歯「根面う蝕」で”大人のむし歯”ともいわれています。
高齢になると歯が伸びたように見えてきます。
それは歯ぐきが伸びたのではなく、歯周病や加齢とともに歯ぐきが下がってくることからそう見えてくるのです。
歯ぐきが下がると、象牙質が露出して『酸』によって溶けていき、むし歯が進みやすくなります。
治療を受けないで放っておくと、ある日突然歯がポロッと抜け落ちてしまうこともあります。
80歳になっても自分の歯を20本以上保つためには、早期発見と予防が大切です。
⭐︎歯茎を下げない・虫歯を作らないケア⭐︎
●食後5分以内に口をすすぐ
歯の根元のむし歯を予防するためには、食後すぐに歯磨きをすること。外出先で歯磨きができないときは食事のあと5分以内に口をゆすぐことでも効果があります。
●ブラッシングでプラークを取る
歯間ブラシやデンタルフロスですき間に溜まったプラークを取り除くのも効果的です。
●フッ化物を含む歯磨き剤を使う
歯磨きは、就寝前を含め、1日2回フッ化物の濃度が1400~1500ppmの歯磨き剤で行いましょう。
濡らした歯ブラシに2cm程度歯磨き剤を付け、力を入れすぎないようにして、丁寧に磨いたあとに軽くはき出します。
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