入れ歯のお手入れ
2024年08月30日
今回は入れ歯のメンテナンスについて説明します🦷
むし歯や歯周病などで歯を失い、入れ歯が必要になったら、入れ歯と残っている自分の歯(残存歯)を良好な状態に保つため、適切なメンテナンスが不可分です。
その中でも最も重要なのは毎日の清掃です。入れ歯をお口に装着していると、入れ歯の表面に汚れ(デンチャープラーク)が付着します。
この汚れは歯に付着する歯垢と同じく細菌の塊で、歯肉粘膜の炎症や口内炎、虫歯や歯周病の原因になります。このようなトラブルを防ぐため、毎食後入れ歯を外して、流水下で歯ブラシや義歯清掃用ブラシを使って清掃しましょう。特に入れ歯の内面や留め金の部分はプラークが付着しやすいので丁寧に清掃してください。
清掃時に歯磨剤の使用は禁物です!多くの歯磨剤に研磨剤が含まれていますので、使うと入れ歯に微細な傷が付き、細菌の温床になります。
入れ歯の清掃と同時に残存歯の清掃も重要です。入れ歯を外した状態で通常通りのブラッシングをしましょう。特に留め金のかかっている歯や床が接している部分は丁寧に磨きましょう。
就寝時には入れ歯は外すのが原則ですが、歯科医師の指示に従いましょう。外して寝る時は水を入れた容器に入れて保管してください。市販の義歯用洗浄剤を使うのも効果的です!