抜歯後の喫煙🚭
2022年12月13日
朝晩冷え込みが強くなってきましたね❄︎
クリスマスが近づいてきたので、はる歯科でも季節を感じて頂こうと、サンタやトナカイの飾りをたくさん飾っています!
来院時に是非探してみて下さい🎅★
さて、今回紹介するのは抜歯後の喫煙についてです。
抜施後、痛くないからといって自己判断での喫煙は様々なリスクを伴うためとても危険です。
【なぜ抜歯後のタバコはNGなのか?】
①傷の治りが遅くなる
私たちの身体には自然治癒する力が備わっているので、安静にしていれば傷が徐々に治っていきます。
これは傷口に血液が供給され、さまざまな治癒効果をもたらすからです。
タバコを吸うと、ニコチンの血管収縮作用により、傷口への血液供給が滞ります。
その結果、傷の治りも遅くなるのです。
抜歯後に飲む薬の効果も弱まり、治療後の傷の治りが通常より遅くなってしまいます。
②「ドライソケット」と呼ばれる激痛の原因になる
抜歯した直後、抜いた部分は顎の骨が剥き出しの状態です。
傷が塞がらないうちに喫煙してしまうと、剥き出しの骨に細菌が入り込み、激痛を引き起こす恐れがあります。
酷い場合には痛みが1ヶ月以上続くこともあります。
③細菌感染しやすくなる
タバコを吸うと血液供給が減ることで、免疫を担当する細胞も活動しにくくなります。また、唾液の分泌も低下することから、唾液による抗菌作用や殺菌作用も期待できなくなります。その結果、細菌感染のリスクが高まるのです。
このようなリスクを避けるために、最低でも抜歯後3日はタバコを控えて下さい🚭
ちなみに電子タバコなら大丈夫なのかというと、、
紙タバコよりも害が少ないイメージの電子タバコですが、残念ながら喫煙であることには変わりありません。
電子タバコの特徴として、歯の黄ばみの原因であるタールがほとんど含まれていないことが挙げられます。
しかし傷の治りを遅くさせるニコチンの量は従来の紙タバコと同等の量が含まれています。
そのため、抜歯後の喫煙は電子タバコであってもNGです。
なかなか難しいことですがお口と全身の健康のためにもぜひ禁煙にチャレンジしてみて下さい!
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