やさしいマカオさん
2012年06月4日
コダカです。旅が好きです。
旅って思いもよらない優しさに触れられるから好きです。
ちょっと前にマカオに行った時も
たった2日間の間に最多の“やさしさ”にあいました。
【やさしいマカオさん 1】
世界遺産1つ目を見て、次!
5分と歩かずに行ける2つ目の遺産へ、いざ♪
と思ったらさっそく迷子…。
道で立ち話をしている近所の方に道を尋ねると
言葉が通じないなりに
「あっち!」と来た道を指さしました。
来た道を5分近く戻っていると
道を教えてくれた一人がちょっと距離をおいてトコトコ。
『あれ〜 帰り道が同じなのかなぁ??』と思っていると
分かれ道で「こっちよ」とゼスチャー。
また、もと来た道をもどり帰っていきました。
わざわざついて来てくれたのね。
『やさし〜い』
【やさしいマカオさん 2】
4つ目の遺産から5つ目の遺産まで3分とかからないはず…。
でも道が辻になっていて、どの道が正解か不安に。
近くにいたおじちゃん聞きました。
「その道を行って、右だよ右!」らしき中国語。
すぐに5つ目の遺産を発見!
建物の外観を撮りたくて道の反対側に渡ったら
おじちゃんが遠くから見守っていて
体全身をつかって
「ちがう!ちがう!入口は道の向こうだ!」
とゼスチャー。
悪くって写真は撮らずに急いで入りました。
おじちゃん、見守ってくれてありがとう。
『やさし〜い』
【やさしいマカオさん 3】
マカオは“エッグタルト”が有名。
ガイドブックの地図を頼りにタルト屋へ。
ちょっと裏街でわかりずらくウロウロ。
裏街の中華料理屋のおじちゃんが客引きついでに
「ナニ?ドコ探してるの?」らしき中国語。
ここ!とガイドブックを指さすと
「ソコだよ」と斜め前の店を指差してくれました。
てっきり勧誘だと思ったら…
『やさし〜い』
エッグタルトは他に2つのお店にも行ってみました。
私の中では2枚目の写真のエッグタルトが『すっっごーーく美味しい♪』かったです。
【やさしいマカオさん 4】
夕食を食べようと豆腐料理のお店を探しに骨董街の裏道へ。
ちょっと道が暗くて寂しくて怪しい感じ。
そこで、またまた迷子になっていたら
おじちゃんが
「ドコ行きたいの?」らしき中国語。
「ココ!」とガイドブックを指すと
「こっち!こっち!」とおじちゃん。
(もうここまでくると中国語で聞かれ日本語で返事が定着)
おじちゃんに言われるがままついて行くと
「この階段を降りて行きなさい」と指さした道は
今いる暗い道より、もっと暗い。真っ暗。
怪しすぎる、この石階段……。
半信半疑で石階段を下って出た場所は…
なんと!!
私たちの探していたお店の真横!!!!
おじちゃんが声をかけてくれなければ
自力ではとてもこの店は見つけられなかった。
一瞬 怪しいと疑ってゴメンなさい、おじちゃん。
そしてありがとう♪ 『やさし〜い』
次の日、明るいうちに真っ暗だった石階段を通るチャンスがありました。
ぜんぜん怪しくない…。(暗闇って人を不安にさせます ね。)
【やさしいマカオさん 5】
真っ暗な石階段から
なんとかたどり着いたお店は、なんと!
営業時間が短かった…。
シャッターも半分閉まり店の椅子も上げて床掃除中。
残念。
じゃあ、どこに行こうと店の前で話をしていたら、
お店の人が出てきて
「これなら出してあげられるから食べて行きなさい」
らしき中国語。
「えーーーー?!」
もう店が閉まっているのに杏仁豆腐らしきものを
出してくれました。
(本当は温かい豆腐料理を食べにきたのだけれど)
美味しい杏仁をいただきました。
ありがとうお店のおばちゃん。
『やさし〜い』
他にももっともっとやさしくしてもらいましたが、
マカオの人はとても“やさしい”です。
そしてとても“きれい好き”です。
街の裏に行くと家が密集していて一瞬ビックリしますが
道にはゴミがひとつも落ちていません。
(ネパールやパリ・ベトナムは道がゴミまみれだったなぁ)
モップをほしているも印象的でした。
マカオは
“やさしく” て
“きれい好き” で
“働き者” で
“信仰心があつく”
“料理が安くて美味しい”
国でした。
自分の目で見て・自分の足で歩いて
体験しないと分からない事がいっぱい
だから旅行って楽しい♪♪♪