歯磨きや舌ケアを大切に
2022年06月11日
皆さんは普段、歯磨き以外のケアをされていますか?
実はお口の中の細菌は舌にも付いているんです!
正しい舌ケアでさらにお口の中をスッキリさせましょう!
歯と歯の隙間、歯周ポケット。
そこに溜まったプラーク(歯垢)に細菌が住みついて炎症を引き起こし、炎症性サイトカインという物質を作り出します。
この物質が歯周ポケットの内側にできた無数の傷から血管に入り、血流に乗って運ばれ、全身で炎症を引き起こす原因と考えられています。
それによりインスリンの効きが悪くなり、血糖値上昇を招くという仕組み。
近年、歯周病菌が肺や脳で発見され、肺炎やアルツハイマー型認知症への関与が明らかとなりました。
その他、全身疾患との関与も分かっています。
その為、先日、政府から発表された骨太の方針にも歯科検診が含まれ、義務化の検討がされていますね。
歯周病を防ぐため、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを用いたプラークコントロールと一緒に、舌に付着する無数の菌をこすり落とす『舌磨き』を行いましょう!
歯磨き後、ブラシを舌の奥から手前へ軽く動かし、舌表面に付着している汚れや菌をこすり落とすだけ。
舌にある味を感じる器官・味蕾の感覚が鋭くなり、だしの旨味を強く感じ食事がより豊かになります。
皆さんもやってみて下さいね!
鈴木