フッ素のはなし
2022年11月3日
寒い季節がやってきましたが、みなさん元気にお過ごしでしょうか?
今回は、虫歯予防には必要不可欠のフッ素についてのおはなしです🪥
フッ素の働きは?
①歯そのものに対する働き
フッ化物が作用することで歯自体を強くします。歯の表面はハイドロキシアパタイトと呼ばれる成分でできていますが、フッ化物が歯の表面に作用することで、より酸に溶けにくいフルオロアパタイトに変化します。歯の表面が、むし
歯菌が作る酸に対して強い抵抗性を示すようになります。
②歯の周囲の環境に対する働き
フッ化物が、むし歯の原因菌が出す酸の量を抑えたり、一度酸で溶けた歯の表面を修復する
再石灰化を促進したりすることで、むし歯になりにくくなります。
フッ化物によるむし歯予防は家庭でできるものとして、歯磨き剤、洗口液、ジェルなどがあります。年齢によって適切な濃度や使い方がありますので、歯科医院で指導を受けた方が良いでしょう。
また、歯科医院では、フッ化物歯面塗布を行なっています。これは、濃度の高いフッ化物を歯の表面に塗る方法で、乳歯が生え始める1歳ごろから永久歯に生え変わるまでの間で3、4カ月に一度、繰り返し塗布することで予防効果が高まります。
ただ、フッ化物を使ったからといって、絶対むし歯にならないというものではありません。正しい歯磨きや生活習慣を整えることが基本です!!
詳しいフッ化物の利用方法については、メインテナンス時なのどご相談ください👩⚕️
石井
口の中の細菌
2022年09月30日
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には細菌はいません。周りにいる大人の方から感染して定着していきます。ですからご両親からの感染が1番多いのです。
ライオンは55組の両親と子供を検査して、いつから感染し始めるかを調査しました。
子供は生後一週間から3歳までに計10回唾液を採取し、両親からは子供が3歳になった時点で唾液を採取して細菌の遺伝子を読み取って解析しました。
両親から共通して検出された69種の細菌を、子供の各月齢で検出された細菌の割合で調べたところ、生後6ヶ月頃から検出率が増加し始めました。前歯が生え揃い始めた生後9ヶ月頃で50%以上、奥歯が生え始めた生後1歳半で約75%の細菌が検出されました。
このことから赤ちゃんが産まれたら、歯が生えていなくても、周りの大人の方は自分の口の中の細菌を感染させないように気をつけることをお勧めします。まずは毎日の歯磨きで細菌を減らしましょう。そして定期検診でしっかり磨けているかチェックして、更に隠れている細菌をきれいにしましょう
江口
みんなでジムに通い始めました!
2022年09月20日
最近はる歯科スタッフみんなで近くのジムに通い始めました!
健康維持・増進のために月2回頑張っています。
最近はなかなか運動することがなかったので次の日の筋肉痛が大変でしたけど終わった後は気持ちが良い疲れがあってとっても良いです!

身体の健康もお口の健康も大事ですからね!
全身の身体の状態を考える良いきっかけになっています。
これからも頑張ります!
佐野
歯ブラシ選びのポイントは?
2022年09月12日
歯ブラシの種類、いっぱいあってどれを使えばいいのか迷いますよね。
特に毛の硬さについてよくご質問をいただくのでポイントをご紹介します。
毛の硬さは一般的に6種類あります。
↓
SS(超やわらかめ)
S (やわらかめ)
MS (やややわらかめ)
M (ふつう)
MH (ややかため)
H (かため)
多いですよね。
この中から絞るには自分の口の中の状態、
歯磨きによってどんな効果を得たいか?
によります。
SS(超やわらかめ)→
・重度歯周病の方
・外科処置後の方
S (やわらかめ)→
・軽度から中程度の歯周病の方
・歯肉退縮がひどく歯根の露出が目立つ方
MS (やややわらかめ)→
・やわらかめを好む方
・ブラッシング圧が強い方
M (ふつう)→
・歯肉、歯ともに健康な方
MH (ややかため)
H (かため)→
・歯肉、歯ともに健康な方でかためを好み、
ブラッシング圧をコントロール出来ている方
もちろん、自分の好みもありますが
参考にしてみて下さいね(^^)
鈴木
2022 FAPキャンペーンのお知らせ
2022年08月22日

🦷FAPホワイトニングキャンペーン🦷
お待たせしました!今年は夏にやります!
今年は1回コースと3回コースがキャンペーン対象になっています!
1回コース ¥17,800 → ¥14,240
3回コース ¥52,400 → ¥39,300
2022年9月1日から9月30日までがキャンペーン期間ですのでお気軽にお声かけください!
今年は例年より期間が短めなのでお急ぎください🏃💨
⚠️期間内にご契約いただければホワイトニングはいつからでも開始可能、キャンペーン有効期限などはございません
口腔内細菌と大腸ガンの関連性
2022年07月2日
口の中の細菌は生まれつきのものではありません。お母さんのお腹の中にいる胎児の口の中はほぼ無菌状態で、分娩や授乳で口の中に細菌が住み着きます。
以降、離乳食や大人との接触などにより、生後6ヶ月頃には劇的に変化し増加します。
そしてその細菌は驚くほど保護者のものに似ていることが知られています。
口の中の細菌は300〜700種と言われています。大腸ガン患者と健常者の細菌を比較すると、大腸ガン患者の唾液と便に共通して存在する特徴的な口腔常在菌が4種発見されました。この4種が大腸ガンの発生や進行に関わる可能性があることも分かりました。
さらに早期患者に比べ、進行大腸ガン患者の便に大量に存在することもわかっています。
予防の為にも、大腸ガンと関連する細菌を腸に定着させないように日常の口腔ケアと歯科定期検診が大切です。そして近い将来、唾液検査で大腸ガンのリスクがわかる時代が来るかもしれません。 江口
「健康に関する後悔ランキング!」
2022年06月23日
皆さんはどんな時に歯科医院を訪れてますか?
お口のトラブルが起きた時にだけ歯科を受診しているなら、要注意です。
そこで!シニア世代1000人にアンケート!
「健康に関する後悔ランニング」の結果をご紹介します!
1位 歯の定期検診を受ければ良かった
2位 スポーツなどで体を鍛えれば良かった
3位 日頃からよく歩けば良かった
4位 暴飲暴食をしなければ良かった
5位 タバコをやめれば良かった
なぜ歯の定期検診が1位なのでしょうか?
むし歯も歯周病も、進行すればするほど治療が困難になり、さらに期間や費用もかかります。インプラントなどの高度な治療には保険が適用されません。歯を失うことにより食事の楽しみも奪われてしまいます。
生涯自分の歯で食事を楽しむためにも、皆さん定期検診を受ければ良かった!と思うようです。
定期的に歯をチェックし、生まれ持った自分の歯を守りましょう!
佐野
口呼吸の影響
2022年06月17日
皆さん呼吸はどこでしていますか?
呼吸は通常は鼻で行われますよね。
しかし花粉症などで鼻詰まりが続いたり、口周りの筋肉が弱い状態や歯並びが悪く唇が閉じれない方だと、口が開きやすくなり口呼吸してしまう方もいます。
最近だとコロナ禍でマスク生活が続いている為、息がしづらいのかつい口で呼吸してしまう人も増えています。
では口呼吸はどのような影響があるのでしょうか?
① 虫歯になりやすい
歯は糖分を活動源としている虫歯菌が歯の表面を脱灰させることで虫歯が生じます。しかし通常は脱灰した歯面が唾液に触れることで再石灰化し自然に修復されます。口呼吸により口全体が乾いた状態が続くと、唾液が十分に流れなくなるため、唾液の再石灰化が阻害され虫歯に犯されるリスクが高くなります。
② 歯周病になりやすい
唾液には殺菌作用があります。口呼吸により唾液が減少することで殺菌力が低下してしまいます。その結果、歯周病菌の活動性を高め、歯肉は乾燥すると炎症を起こしやすくなります。
③ 歯並びが悪くなる
口呼吸で口を開けている時間が長くなると、口輪筋による前歯の舌側へ押す作用が弱くなります。つまり唇が外側から歯を内側に押し込む力が不足するので、上の前歯が出っ歯になりやすくなります。
また、正しく鼻呼吸している場合は舌の位置は上顎前方にあるスポットと呼ばれるくぼみにおさまっています。しかし口呼吸をしていると舌の位置が下がり、下顎に内側から力が加わる為下の歯が上の歯より前に出てしまう受け口・反対咬合になりやすいです。


④ 咀嚼機能の低下
呼吸で用いられる筋肉は咀嚼、嚥下や発音・構音機能で共通して用いられます。呼吸という運動に何か不具合があれば、他の筋にも影響があると考えられています。
★口呼吸セルフチェック
・無意識に口が半開きになっている
・唇が乾燥している
・朝起きたときに、口やのどが渇いていたり痛みがある
・食事中クチャクチャと音を立てて食べる
・片方の歯で噛む癖がある
・発音が不明瞭である
・寝ているときに口が開いている、いびきをかいている
・口を閉じると顎にシワができる
・前歯が着色しやすい
・口臭が気になる
・鼻炎、鼻がつまっている
複数当てはまると口呼吸している可能性が高いです。
口呼吸は原因によって対処法が違います。
口呼吸を改善するためにも舌先を正しい位置に持っていく、つまり舌筋のトレーニングが必要なのであいうべ体操で鍛えるのがおすすめです。
寝ている時に口呼吸してしまう場合はサージカルテープを唇中心に貼って寝る事も効果的です。
鼻が詰まっている場合は耳鼻科への受診が必要になる場合もあります。
特に口呼吸は小さいお子様によく見られます。
お子様の場合口呼吸の癖がついてしまうとこれからの歯並びにも大きく影響してしまうため、日頃から気をつけてみてあげて下さいね。
tono*
歯磨きや舌ケアを大切に
2022年06月11日
皆さんは普段、歯磨き以外のケアをされていますか?
実はお口の中の細菌は舌にも付いているんです!
正しい舌ケアでさらにお口の中をスッキリさせましょう!
歯と歯の隙間、歯周ポケット。
そこに溜まったプラーク(歯垢)に細菌が住みついて炎症を引き起こし、炎症性サイトカインという物質を作り出します。
この物質が歯周ポケットの内側にできた無数の傷から血管に入り、血流に乗って運ばれ、全身で炎症を引き起こす原因と考えられています。
それによりインスリンの効きが悪くなり、血糖値上昇を招くという仕組み。
近年、歯周病菌が肺や脳で発見され、肺炎やアルツハイマー型認知症への関与が明らかとなりました。
その他、全身疾患との関与も分かっています。
その為、先日、政府から発表された骨太の方針にも歯科検診が含まれ、義務化の検討がされていますね。
歯周病を防ぐため、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを用いたプラークコントロールと一緒に、舌に付着する無数の菌をこすり落とす『舌磨き』を行いましょう!
歯磨き後、ブラシを舌の奥から手前へ軽く動かし、舌表面に付着している汚れや菌をこすり落とすだけ。
舌にある味を感じる器官・味蕾の感覚が鋭くなり、だしの旨味を強く感じ食事がより豊かになります。
皆さんもやってみて下さいね!
鈴木
乳酸菌のおはなし
2022年05月23日
夏が近づいて来ましたね!
衛生士の石井です。今日は乳酸菌のおはなし🥛
ヨーグルトなどに含まれ、腸の働きを助けることでも知られる乳酸菌ですが実は、歯周病やむし歯予防、口臭の抑制にも効果的だということをご存知ですか?
乳酸菌は、元々お口の中にも存在する善玉菌です。
乳酸菌は抗菌作用を持っており、歯周病やむし歯菌の発生悪化を防ぐ働きがあります。
乳酸菌を摂取することで、大人から子供へ虫歯を移すリスクを減らすこともできます。
乳酸菌を摂取するために手軽な方法はヨーグルトを食べること!
糖分はむし歯の原因になるので、無糖のヨーグルトを選びましょう!
また、乳酸菌L8020が配合されたタブレットや歯磨きジェル、洗口液なども販売されています。
(乳酸菌L8020とは、一度もむし歯になったことのない、健康な子供のお口から発見されたヒト由来の乳酸菌で、高い抗菌作用が期待できます!)
毎日のお口のケアにプラスで取り入れてみてもいいですね!